奇妙な電話

昨日帰宅するなり、父親からさっき電話したかと尋ねられた。
覚えが無かったのでいや、と答えると怪訝な顔をする。
詳しく聞いてみると、どうやら自分(らしき人物)は帰宅前に会社から自宅へと電話をかけたらしい。
内容はこうだ。

  • (名前は言わず)お父さん、自分は今会社にいる。
  • 携帯が壊れて新規に契約したので、番号が変更になった(090-xxxx-xxxxと具体的に伝える)。
  • (声の調子がいつもと違うが、と尋ねられると)風邪を引いて喉の調子が悪い(咳き込みながら)。

これだけで会話は終わったらしい。
勿論自分はこのような内容の電話をかけてはおらず、しかもこの日は携帯電話を家に置き忘れていた。
明らかに犯罪の匂いがするのだが、詐欺行為的な金銭に関する話題にはならなかったということだ。
親には次に同様の電話がかかってきても相手にしないようにと釘をさしてはおいたが、
よくよく考えてみればこれは同居であるから回避できた話。もし、両親から離れて一人暮らしを
していたら、容易に騙されたしまったかもしれない。何しろ親にとっては自分の携帯番号は変更された
ことになっているのだから。そう考えるとぞっとする一件だ。
これを信用させるための第一段階として次の手を打ってくるならば、オレオレ詐欺(かどうか分からんが)も
巧妙になったものである。


などと思っていたら今日もまた自分らしき人物から連絡があったらしい。二日続けてとは大胆不敵である。
今回は母親が出たのだが、昨日の電話、つまり携帯番号が変わったことについて聞いているか、とだけ
確認して話は終わったそうである。何と言うか石橋を叩いても渡らない奴だなこいつ。
慎重すぎやしませんか詐欺グループ!(決め付けてます)
次こそは警察官っぽい人から事件に巻き込まれたので示談になるとかの電話が入るのだろうか。
いや今度も確認だけだろうか。それもこれもこれから一週間ぐらいで答えが出るだろう。
ちょっとドキドキしつつ、自分みたいな人の未来に幸あれ。