大宮アルディージャvs鹿島アントラーズ

11/18 J1 第31節 大宮アルディージャ 0-3 鹿島アントラーズ @ 埼玉スタジアム2002


弱っ。
14時の試合開始ちょうどに埼スタに到着して、席に着いた時には既に先制されてる始末。
開始0分で点取られるこの入りの悪さは何事?
大宮の攻撃自体はそれほど悪くは無い。特に今日は左へ流れたアリソンを中心とした
サイド攻撃は鹿島相手にも十分通用していたと思う。ただ、真ん中をしっかりと
固めた鹿島守備陣のおかげでクロスが中の選手に渡らないシーンがしばしば。
前半はシュートがまったく打てない、打っても枠に行かないなど所謂『無駄走り』状態だった。
さて後半開始から冨田に代わって若林が入り、彼のポストプレーから割といい攻めが続く。
若林とアリソンのツートップ、交代した冨田のポジションに久永が入る。
前半では停滞していた右サイドは小林大悟が入ったことで左右の攻撃もスムーズになった。
かに見えたのだが、それも開始10分程度のこと。
引いて守りカウンターを仕掛ける鹿島のリアクションは瞬く間に大宮陣内を切り裂き
田代が頭で強引にねじ込み2点差。『決定力』の3文字が重くのしかかる。
攻めている、いい時間帯に同点にできなかったことが一層悔やまれる展開。
いつもの悪い大宮と言ってしまうのは簡単だが、それがずっと続いているのが大問題。
変化をつけようと大悟を真ん中に戻してアリソンを右へ。彼のスピードに賭けたわけだが
確かに突破はできるがクロスに精度が無い。まったく無い。死ぬほど無い。ミスだらけだ。クソッ。
攻めても攻めても中で潰される時間帯が続いて諦めの雰囲気が漂い始めた頃、
これまたカウンターから3点目を失う。完全に終わった。


大宮はやればできるチーム。やり方は悪くない。継続していればいつか結果が出るはず。
8試合勝ち星から遠ざかっている間も常にそう思って応援してきたし、フクアリジェフ千葉
完勝したとき、それは確信に変わった。しかし一ヶ月経った今、そのときあった何かは
今のチームからは霧消したように思えてならない。結局のところ気持ちの問題なんだろうけど……。
大宮は現在15位。まだJ1残留は確定していないが、16位との勝ち点差は9もある。
常識的に考えれば残留することは間違いない。
降格圏内との勝ち点差が離れていることが、このふがいない試合結果に反映しているのだろうか。
だとするならば、このままズルズルと行くようならば、来季のメンタリティにも影響しかねない。
残り3試合を3連勝で終える。強い気持ちで戦わなければ、大宮アルディージャに未来は無い。